CAUSES&AGGRAVATINGFACTORS
TRANS* ACNE ニキビの原因
＊ニキビの薬・過酸化ベンゾイル（benzoyl peroxide）の詳細はこちら＊
初めに言ったように、排出されるべき皮脂や角質がなぜ固まってしまうのか、実はハッキリとした根本的な原因は不明らしい。が、思春期の青少年やFTMの場合は、男性ホルモンの増加による皮脂の過剰分泌が一番大きな原因のよう。妊娠・生理などに伴う肌の変化もよくある話なので、やはりホルモンバランスが深く関連しているのかも。それから、遺伝も大きな要素らしい。医薬品で副作用がニキビというものも幾つか存在する。
ニキビの「材料」と、その考えられる原因
- 皮脂
- FTMのニキビの大きな要因は、これ。
- 男性ホルモンの増加
- その他ホルモンバランスの変化
- 遺伝による男性ホルモンの多さ
- 毛嚢内の角質、毛、外的なゴミなど、毛穴を塞ぐもの
- 化粧品、ヘアスプレーなど
- 帽子やヘルメットの着用
- 遺伝的に毛穴が塞がりやすい肌質
- アクネ菌（P. acnes）
- もともと皮膚に存在する菌だが、基本的に絶対嫌気性菌（obligate anaerobe、酸素に触れると死ぬ）で、詰まった毛穴の奥のような、空気が届かない環境で増殖する。
- 皮膚の炎症
- 日焼け、洗いすぎ、擦りすぎ、刺激の強い化粧品、などなど。直接の原因ではないけど、皮膚が炎症を起こしていると、毛穴が塞がりやすくなり、アクネ菌の増殖を促すことに。
既にニキビが出来ている、またはニキビができやすい場合には、以下の要因が悪化を招く可能性があるので、是非一読を↓
ニキビを悪化させる要因
- つまむ・潰す・絞る
悪化させるし、痕残るし、他の部位に菌を広げるし、爪から別の菌が入って化膿する危険性大だし、良いことない。コメドを取らなきゃならない時は、皮膚科医やエステティシャンなどのプロに任せましょう。
→ どうしても、な時の正しい潰し方
- 毛穴を塞ぐ化粧品
ニキビのできやすい部位には毛穴を塞がない（non-comedogenic）化粧品を使用し、ドロドロした濃いクリームやローションなどの使用を避ける（粘性を出す原材料に毛穴を塞ぐものが多いため）。但し「毛穴を塞がない」ことを証明する正式な規定は存在しないようなので、ラベルを鵜呑みにはできないのだが。
また、総ての「油」が毛穴を塞ぐわけではなく、油でなくとも毛穴を塞ぐ成分はあり、必ずしも「オイルフリー＝毛穴を塞がない」というわけではないので、結局は使ってみないと分からないのかも。
整髪料を使う場合、ニキビのある肌に髪が触れないようにするのがベスト。髪が元々脂性の場合は、毎日洗髪。
- アルコールや香料の多い、刺激の強い化粧品
「脂性肌用」や「ニキビ肌用」は、即効性があるような気にさせるためか、アルコールが多く含まれているものや、かなり刺激が強いものが多いけど、炎症しているニキビに刺激はよろしくないので。
- 洗いすぎ・擦りすぎ
肌を刺激すると炎症が起こって、ニキビを悪化させることになるから。 スクラブ、フェイスブラシ、パフなどもニキビがある場合は基本的にやめたほうが良い。
- 肌に対する摩擦・圧力
ヘルメットやマスク、バックパック、きつい襟など。あと、むやみに触ったり、頬杖ついたり。
- 汚れた空気、高湿度な環境
これは住んでる環境によってはなかなか避けようが無いけど、どちらも毛穴を塞ぐ要因になり得るらしい。
- 日焼け、日光に当たり過ぎ
肌の炎症を招き角化が進むため、毛穴が塞がりやすくなるのと、色素沈着の心配。日焼けすると一時的にニキビが目立たなくなるかも知れないが、あくまで一時的なもの。
- ストレス
これは専門家の間で長年モメてきたようだけど、近年では少なくとも関連性は認められている模様（でもメカニズムについてはまだ不明な点が多いらしい）。ストレスの悪影響はニキビに留まらないので、避けるに越したことは無いでしょう。
因みに、よく便秘がニキビの原因になる／悪化させる、って聞くけど、アメリカだと「便秘＝高齢者」というイメージがあるくらいで、若い人はあんまりならないもんなんだよね（個人的には「便秘」って聞くと「若い女の子」って思うけど（笑））。その所為か、関連性については調べられてないらしく、資料が無かった･･･。まあ、便秘はそれ自体が苦しいので、ニキビと関連があろうと無かろうと、対処するに越したことは無いと思いますけども。
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