EFFECTS
TRANS* TESTOSTERONE 効果

テストステロンの効果は、基本的に以下の2つに分類される:

1.  蛋白同化(anabolic)作用
筋肉・体力の増加。ボディービルダーがTを使用するのは、この効果を期待してのこと。因みにその場合androgenic(次項)効果は不要な副作用なので、蛋白同化作用が限りなく高く、男性化作用が限りなく低いホルモンが理想とされているが、そのような「完璧」なアナボリックステロイドは今のところ無いって話。

2.  男性化(androgenic)作用
ボディービルダーと違い、FTMが欲しいのは主にこの作用(まあ筋肉増加も♀出身者にとっては男性化の一部なわけだけど)。声の低下、体毛やヒゲの増加、皮脂分泌の増加などがandrogenicな効果として見られます。生まれつきオスの場合、第二次性徴を促し、精子の生産とか男性生殖器の発達を促進する効果。このため、テストステロンは男性の生殖機能に欠かせないホルモンってわけです。

メスの平均的なテストステロン値を持つ人間に、オスの平均値を保つようテストステロンを投与した場合の、可逆・不可逆の作用をひと通り並べると、一般的にはこんな感じ。
※ いずれも、遺伝などの要素により個人差があります。

基本的に不可逆の作用
  1. 声帯が太くなって 声が低くなる (かなり個人差があり、平均的な成人男性の音域までは下がらない場合も)。
  2. 体毛が濃くなる。ヒゲも生えてくる(生え揃い具合は個人差大)。
  3. 陰核(ティムポに当たる部分)が肥大する(程度には個人差あり)。
  4. 関節が太くなる 場合もある(軟骨の成長) 。
  5. ハゲちゃう場合もある(遺伝による大差あり)。
    ハゲなくても、毛質や頭髪の生え際ラインが変化し、「M」字型(横から見ると「ろ」の字型)に近くなることが多い。また、産毛が減り、もみあげが増えるなど。

基本的に可逆の作用
  1. 性欲亢進
  2. 脂肪の配置が変わる 。皮下脂肪が減り、腕などの血管が浮き出やすくなるほか、下腹や尻より胴まわりに脂肪が溜まるようになり、顔の形も多少ゴツくなる。
  3. 皮脂の分泌が増加し、ニキビが増える人も多い。肌のキメが荒くなり、ツヤ・ハリが低下。
  4. 発汗量が増え、体臭がちょっと変わる。
  5. 筋肉増強。特に筋トレの効果がより顕著に表れる。
  6. 筋肉率増加に伴う新陳代謝の上昇食欲増進、そして食欲に任せて食っちゃ寝してると肥満に。
  7. 閉経(生○が止まるという事だな)。しかし女性の自然な閉経とは違うし、内摘前であれば妊娠の可能性も残る。これもいつになったら止まるかは個人差大。

やはり効果が現れる迄の期間や効果の程度には個人差がある模様。投薬量は勿論、遺伝による体質や、薬の種類にもよる様である。一通りの変化が終了する迄、平均で5年くらいはかかるという話。

あと、 足のサイズがデカくなる という話がよくある。軟骨の発達によるものなのか、むくみが要因なのかは不明だが、実際に1〜2サイズアップしたって人があまりにも沢山いるので、現象としてはあり得るみたいね。
また「背が伸びた」と主張する人も時々いるけど、既に骨端線が閉じている(成長が止まっている)場合、ホルモンによって身長(骨)が伸びることは不可能なため、「伸びた!」という人はパス度の向上・ホルモン治療と重なる時期に受けた胸OP等による自信向上が、姿勢の改善に繋がって「背が伸びた」可能性も否定できないかと。 また、骨ではなく関節の発達によってちょっと伸びる、という説もあるが、真偽は不明。

男性化ホルモンの効果と期待される経時変化WPATH SOCより):

効果  発現が期待される時期   最大効果が期待される時期 
皮脂分泌・にきび1〜6ヶ月1〜2年
ヒゲ・体毛3〜6ヶ月3〜5年
頭皮脱毛 12ヶ月〜個人差あり
筋肉増強6〜12ヶ月2〜5年
体脂肪再分布3〜6ヶ月2〜5年
月経停止2〜6ヶ月
陰核肥大3〜6ヶ月1〜2年
膣萎縮3〜6ヶ月1〜2年
声の低音化3〜12ヶ月1〜2年

The World Professional Association for Transgender Health, Standards of Care for the Health of Transsexual, Transgender, and Gender Nonconforming People. 7th Version, p. 188, 2011

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