SRSINTHAILAND
TRANS* SURGERIES 海外での手術 タイ内摘
タイでの内摘手術日記

Kさんの、タイでの内摘手術の記録。ご厚意でここに掲載させて戴いております。
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タイでのSRS準備
日本国内での準備
手術約2ヵ月半前

アテンダンス業者に連絡
(X-1)月31日付けにて旧職場を退職、新勤務先に(X+1)月1日付け配属の見込みとなったため、タイでのSRS手術を決意。
紹介先と連絡を取り予約を入れる準備をする。
X月1日成田泊、X月2日渡航、X月3日手術の予定で、調整を始める。
手術73日前

◇◇メンタルクリニック受診
上記実行したい旨、報告・連絡の為受診不興を買い、早々に帰される。
◇◇
医師としては、ガイドラインに従わない限り、以降受診無用との事。
将来に誤解を解くことにして、素直に退散。
2,320円(診察料)
手術66日前

◆◆医科大学婦人科
予約にて受診
タイにて、SRS手術を受けたい旨、相談する。
上記◇◇医師の意見も伝える。
基本的には同意するが、戸籍上の性別が変えにくくなる可能性が在る事の忠告を受ける。
戸籍の性別は変わらなくても良いので、納得する。
220円(診察料 超音波にて内診あり)
手術約2ヶ月前

旅券申請
旅券申請のため、市役所で戸籍抄本を申請。
地元自治体(都道府県)の旅券課に申請する。
450円(戸籍抄本)
1,900円(旅券用写真)
150円(連絡用はがき)
手術50日前

旅券受け取り
旅券受け取り。
10,000円(旅券発行のための証紙 5年用)
手術43日前

☆☆メンタルクリニック受診
上記、☆☆医師に相談する。
日常生活の様子と、時間的機会の折から、同意を頂く。
海外に行くこと=不法行為ではなく、選択肢の一つであると、励まされる。渡航予定などお伝えする。
1,550円(再診料 処方箋)
1,160円(睡眠薬等)
手術約1ヶ月前

服薬リスト作成
★★薬局に、服薬リスト作成を依頼。
タイへの精神薬持込と、外見と旅券上の性別の不一致をスムースに解決する為。
英文での服薬リスト作成を依頼。精神薬(抗不安剤、睡眠導入剤)、抗アレルギー薬を持参することを明記。
男性ホルモン補充を病院で医療として受けていることを明記。
薬局の連絡先、責任者名を明記。
禁止薬物(副作用防止)を明記。
手術約1ケ月前

アテンダンス業者に予約
▽▽に正式に予約を入れる。
医療アテンダンス料金 70,000円
航空機運賃(□□ツアーより予約)159,950円(TGビジネス)
成田前泊(旅の窓口より予約) 6,500円
手術代金 4,500US$=495,000円
手術30日前

△△クリニック受診
持病の為、必要な検査等実施
持病の為、手術上の注意のとして、診療情報提供書、エコー解析、心電図、レントゲンコピー等依頼する。抗生物質の使い方を指示してもらう。
6,360円(検査、文書料、郵送費など)
2,100円(後日、レントゲンコピー届く)
720円(着払い配送料)
※1 いずれも持病のためなので、一般的には不要)
手術17日前

〇〇泌尿器科受診
SRS手術の為の紹介状を頂く。
渡航前最後のホルモン補充。
1,905円(ホルモン注射)
紹介状は、〇〇医師の好意により、無料。
手術10日前

▲▲医院受診
抗アレルギー薬処方
タイへの渡航、手術を説明。
▲▲医院は日常的なかかりつけ医であり、ほとんどの健康情報はここのカルテに集めてあるため、渡航を説明、タイの植物にアレルギー症状が出たときのために、1か月分の抗アレルギー薬の処方を受ける。
600円(診察料)
990円(処方箋薬代)
手術10日前

■■メンタルクリニック受診
抗不安薬、睡眠導入剤処方
タイへの渡航、手術を説明。
■■メンタルクリニックは、精神科としての日常的なかかりつけ医であり、精神的な健康情報は、ここのカルテに集めてある為、SRS手術に行く事を報告、1か月分の抗不安薬、睡眠導入剤の処方を受ける。
260円(診察料 公費負担あり)
220円(処方箋薬代公費負担あり)

タイへの渡航
タイへ
手術3日前

旧職場退職
夕刻、退社し、最後の準備をする。日常手回り品、薬類、医療資料、補助食料品、など、確認。旅券、航空券、現地アテンダーとの連絡手段確認。
手術2日前

成田へ前泊
昼頃自宅を出て、成田に向かう。▼▼ホテルに一泊。
手術前日

タイ到着
手術先の病院に入院
16:55 TG677便にて、タイへ。
現地到着、タイ時間21:00頃。
出迎えのアテンダーと無事に会うことが出来、入院先の病院にチェックインする。(23:00頃、入院)24:00より、絶食。
50バーツ(痛み止め2シート購入)
手術当日
10:30に医師が診察に来るはずが来ない。
13:00頃現れ、手術準備が始まる。
14:30手術室に入る。
18:00病室に戻り覚醒する。
20:00頃、アテンダーが訪問され、5日間入院の約束のところ、割引料金なので2日間しか入院できないと告げられる。
手術翌日

カテーテル抜去
セット料金だとX月5日に退院せねばならないが、1泊につき、2,500バーツを支払えば、いつまで居ても良いと聞かされる。
不便な上、約束が違うので、一泊のみ延長することとした。
アテンダー交渉に行き、医師の許可を取ってきて、無料で 一泊延長できることになる。
術後2日目

シャワーを浴びる
昨日より、尿道カテーテルが外され、自分でトイレに行く。
食事は全く取れなかった。
昨夕、点滴が外れる。
深夜、痛み止めと制酸剤が処方される。
本日朝食、ほんの少量食べることが出来る。昼食半量。夕食全量食べる。
夕方、シャワーを浴びる許可が出る。シャワーを浴びた。
術後3日目

退院・持病関連の受診
療養先のアパートへ
退院。退院後の薬の確認をすると、抗生物質※2 持病のため必要)がない。良く調べると手術前の点滴には入っていたが、手術後3日間全く使用されていなかった。
アテンダー交渉に行き、心臓外科受診後退院。
2,016バーツ(心臓外科受診 抗生物質処方)=5,644円
タイにて
術後4〜5日目
退院時に買い物をしたものなどで、食事を作り療養。
食欲がなく、胃の調子が悪い。
制酸剤と、H2ブロッカーを買ってきていただく。
189バーツ(制酸剤)
609バーツ(H2ブロッカー)
計 798バーツ=2,234円
術後6日目

抜糸
抜糸の為に、通院。
1,059バーツ(抜糸、痛み止め処方)=2,965円
30バーツ(痛み止め2シート購入)
カルテ開示請求する。
術後7〜8日目 療養。11日深夜、友人が看護兼クリニック見学のためタイ到着。空港に迎えに行く。
術後9日目 療養。
術後10日目 友人の病院見学に同行する。
PAI見学、カウンセリング、ピーチェット整形外科クリニック見学、 カウンセリングに同行。
術後11日目 療養。
術後12日目 ヤンヒー病院見学、カウンセリングに同行。
術後13日目 他病院で手術を受けた同朋を招き、食事をする。
術後14日目 療養。
6日〜19日の宿泊代金1,600バーツ×6
+800バーツ×7
=15,200バーツ=42,560円
日常生活費20,000円程度
術後15日目

術後の経過診察
術後経過観察のため、通院。
カルテ受け取り。
990バーツ(栄養剤、メンテナンスクリーム)2,772円
90バーツ(痛み止め、6シート購入)
術後16日目

帰国
早朝3:30空港に向けて出発。アテンダーが、見送りして下さる。
友人とは別便にて、それぞれ帰国。16:30頃、成田に帰国。
夕食を食べて、帰宅。

タイでのSRSの予後管理
日本に帰国して
術後17日目 荷物を解き、療養。
買い物には行けず、自宅で補助食品を食べて凌ぐ。
新職場に連絡して、保険証を郵送してもらうことにする。
術後18日目

泌尿器科受診
ディーラーに預けた自家用車の納品が遅れる。
泌尿器科受診の上、報告するが、バスでは行けずに、タクシーを頼む。
1,300円(行き)980円(帰り)計2,280円
ホルモン量半量になる。※3
痛みが強い為、婦人科受診は中止
1,295円(ホルモン量半量の為、安くなる)
夕刻保険証届く。
術後19日目 車で、食料品買出し。DVDレンタルする。
多少の料理が出来る。DVDを見る元気が出る。
痛みは強い。廃液は増えた感じがする。
術後20日目

更年期障害の症状
痛みが続く。体力がなく、食欲も不安定。
いきなり暑くなり、大量の汗をかくことに気づく。
寝汗がひどいことに気づく。
更年期障害を疑う。
■■メンタルクリニックに予約を入れる。
(X月25日 17:15)
術後21日目 体調は昨日に同じ。このままでは、一週間後の勤務復帰に不安を覚える。
少々の料理、掃除、洗濯などをこなす。一日おきくらいには、外出家事など出来るが、昼間に疲れが出て、3時間程度眠ってしまう事が、続いている。
術後22日目

■■メンタルクリニック受診
14:00過ぎに家を出て、バスで■■メンタルクリニックの受診に行く。
帰り道、本屋を2~3軒物色し、2冊購入する。
帰宅して直ぐ、3時間程度眠ってしまう。医師の診断では、更年期と、満足した為に、疲れを素直に感じる様になったのだろうとの事。
25日夜は読書。
260円(診察料)薬の受け取りは後日。
術後23日目 車で、食料品買出し。DVDレンタルする。料理、洗濯など。
相変わらず、廃液は多く、痛みも恒常的に続く。
昼間寝てしまうのも、変わらない。
術後24日目

▲▲医院受診
内科掛かりつけ、▲▲医院受診。
手術の報告をして、アレルギー剤の処方をしてもらう。帰国直後より、アレルギー症状再発の為。
1,040円(保険証が変わったので、初診扱い 診察料)
1,220円(処方箋薬代 睡眠薬、アレルギー薬など)
雨がひどく、歩くのが辛かった為、車で通院。帰宅後熟睡。
術後25日目

婦人科・泌尿器科受診
卵胞ホルモン処方
X月23日頃より、廃液の量は減ったが、痛みは恒常的に続き、体力がなく、昼間寝てしまう。
現場復帰に不安を覚えるので、婦人科を受診する。※4
内診の上、分泌物検査して下さる。卵胞ホルモン剤処方。
泌尿器科受診し、上記報告。
更年期障害の症状と両医師とも診断。時間が解決との事。
1,530円(診察料両科)
380円(卵胞ホルモン)
術後26日目 自宅療養。
パソコンで手術日記を作成。一日作業するが、昼頃疲れを感じ、14時に昼食後、やはり3時間ほど寝てしまう。
昨日より痛み止め再開し、卵胞ホルモン錠使用したところ、多少楽に感じる。
昨夜は、新職場のユニフォームのズボンの裾挙げをする。
DVD鑑賞する。本日は嵐のような天気。
術後27日目

療養最終日
療養期間、本日まで。
本日までの経費846,275円(タイでの日常生活費20,000円含む)国内交通費別。
術後28日目 新職場にて、勤務開始。現場復帰する。※5

前ページの補足・アドバイスもご覧ください。

  1. 手術30日前の「△△病院受診」云々とありますが、私には持病があるため、術前に専門の主治医と相談をした、という事です。
    一般の方は、エコー解析やら、心電図などは必要ない方がほとんどかと思います。

  2. 術後3日目の「抗生物質が入っていなくて」云々というのも持病のため必要だったのであり、他の健康な方は使わなくてすむ場合もあると思います。

  3. 術後18日目の「ホルモン剤の利用が手術後には半量になった」、というのは当時の事です。現在ではホルモン値が保てない為、術前と同量使うのが一般的です。具体的には2週間から3週間に250ミリが必要であろうとされております。 私は持病のためヘマトクリット値を上げられないので、125ミリ/3週間で使っていたため、体内男性ホルモン値が検出できない状態で、エナント酸の使用は断念いたしました。Nebido(3ヶ月製剤)に変えて、やっと一桁のフリーテストステロン値が検出できるようになり、若干ですが、更年期障害が楽になりました。しかしながら、切れてくるとやはり症状が出ます。

  4. 術後25日目、婦人科受診をした、とありますが、具体的にはいわゆる細菌感染しておりまして、緑膿菌などが出ています。その為、クロマイ(細菌除去剤)を最終的には使用しています。それがわかったのは、職場復帰後の事でしたので、日記には書かれておりませんが、帰国して比較的すぐの時点で感染していたと思われます。

  5. 完全復帰には45日かかっています。 現在も日々の健康管理、定期検診、必要な服薬、ホルモン補充は欠かせません。

最終更新日:2008年8月3日

注:強調(下線)・リンク等は、管理人の独断によるものです

Kさん:貴重な体験記と情報、どうもありがとうございました。

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