アメリカでDr Brownsteinによる胸OPを受けられたTさんよりお寄せ戴いた体験記です。
胸オペ記録
1.胸オペにあたって検討した事(アメリカでのオペを選んだ経緯)
私は元々胸が大きかったこと、長年(10年近く)胸を潰して生活してきた為、下垂が進んでいたことが原因で、術式の選択が微妙なラインでした。東京と大阪、タイ、アメリカの有名どころからそうでない場所も含め、10件近くの病院に診察を受けた結果、術式はドクターの判断により色々でした。
キーホール、キーホールの応用系、逆T字、ダブルインシジョンなどの選択肢がありました。私は当事者にもできる限りアクセスして話を聞き、色々考え、最終的に傷跡が大きくなるがたるみが目立たない形がよいと判断しダブルインシジョンに決めました。
また何度も修正が必要になるのは嫌だったので、ある程度一回で手術が完成する方法を選びました。
判断に際して気を付けた事は、傷や形に関しての感じ方は、その人の感性によるので、必ずそこに主観が入ってくるということを念頭に話を聞くよう心がけ、できる限り症例写真を自分の目で見て選ぶという方向で検討しました。症例写真は、他人の手術結果なので、自分がそれと同じ結果が得られるという意味では捉えらませんが、同じドクターの複数の症例結果を見ることで平均的なそのドクターの腕、美的なセンスを知るにはある程度参考になったと思います。
次に手術の安全性に関して、必ず麻酔科のドクターが居る病院を選びましだ。小さな美容外科などでは麻酔科のドクターが居ないところもあり、そういう病院は麻酔の管理も執刀医がやる為、麻酔のトラブルの可能性も増すと考えられます。麻酔の事故は、場合によっては死を招くので、是非麻酔科の医師の居る病院で手術を受けることをお勧めします。
術式がダブルインシジョンに決まった時点で、アメリカでやることにほぼ決まってきていました。理由は単純に症例数の違いと、症例写真を検討して技術の差を感じたからです。ダブルインシジョンはアメリカではポピュラーですが、日本ではそれほど術例が多くないようです。日本人は胸が小さい人が多いし、アメリカ人より傷に対してセンシティブであることが理由のようです。また日本のドクターは個人情報の観点からか、症例写真を見せてくれる医師がほとんど居ませんでした。そのため判断材料が少な過ぎて、ドクターの腕を信じるしかなく、私個人の判断として、お願いする気持ちになれませんでした。
欧米のドクターの症例写真を自分なりの基準で比較した結果、サンフランシスコのブラウンステイン医師がよさそうということになり、通訳を頼める方を探したり、アメリカで胸オペを受けた日本人にアクセスして体験談などを伺った結果、実現に至りました。
実際にブラウンステイン医師の胸オペを受けたという日本人にも出会うことができ、大変参考になりました。私がブラウンステイン先生を選んだ理由は、症例数がアメリカの中でもトップクラスであること。切開ラインが自然に胸筋のラインに隠れるように配慮されていること。乳輪や乳首のつくりが上手いこと。乳輪の移植位置が、自然に見えるようよく計算されていること。症例写真をかなり沢山見たが平均的にかなりよい結果がでているように感じたこと。などでした。そして実際に手術をしてみて、よい結果が得られたと思うし、先生やスタッフもみんな感じがよく、アメリカでやってよかったと思っています。
http://www.brownsteinmd.com/results.html
2.具体的に・・・費用:
手術代:$8,000(内$250は予約金)
宿泊費:二週間滞在、三人部屋で約$1,000
http://www.halcyonsf.com/jindex.html渡航費:8万弱
通訳さん費用、食費、滞在費、その他諸々
トータルで150万弱かかったかと思います。
滞在日数:二週間
1日目:サンフランシスコ到着。ホテルについてから町をぶらぶら。
2日目:ドクターオフィスに術前カウンセリングへ。
3日目:早朝から手術。手術は時間。麻酔が覚めて回復した後タクシーでホテルへ。
4日目:昼には近くのカフェまで散歩。
5日目〜6日目:観光
7日目:ドクターオフィスでドレーン抜き、その後観光
8日目から9日目:観光
10日目:ドクターオフィスにて抜糸
11日目〜13日目:観光
14日目:帰国
その他細かいことはここには書きませんが、アメリカでオペする方で何かご相談にのれることがあれば、できる範囲でお答えしますので私までご連絡ください。
★ 大きな傷が気になる方へ私は傷が大きくなることが決まった時点で、できるだけ傷跡を綺麗に治すことを考えました。つまり目立ちにくくすることを考えました。創傷治癒という分野があるそうです。
私の経験から
- シリコンシート・・・使う時期が肝心かも。私は使う時期の判断が難しかったです。
- 紫雲膏・・・傷の治りが促進されたし、余分な炎症(熱)が取れたように感じます。
- マイクロポアテープ・・・傷の広がりを防げると思います。但しかぶれてくるので、かぶれてきた時に掻き毟ると最悪です。私は掻き毟ってしまい色素沈着してやや黒ずんだ部分があります。
私はこの3つをローテーションで使いました。結果感じたことは、治癒の段階を見極めて上手く使うことが肝心だと思いました。テーピングによる傷の固定は特に傷が治ってきて傷の幅が出てくる時期にやっておくことが重要だと感じました。
さらに傷が完全に治ってから、それでも気になる場合、最近は医療メイクなどもありますし、プールや海に行くときは水に強いコンシーラーで、ある程度傷を隠せますので、試してみるのもよいかと思います。
http://item.rakuten.co.jp/blueheaven/ep-0053/
http://www.airbrushmakeup.com/paramedical/
※ シリコンシートや紫雲膏、サージカルテープなどの感想はあくまでも個人的感想なので、参考までにということで、使用に関してはご自分の判断でお願いします。
私の術後一年の写真です。(見苦しい体形で申し訳ないです。汗。左側の傷の黒ずんだ部分が掻き毟って色素沈着してしまったとこです。)
右側の写真は、メイクで若干傷をカバーしたものです。
管理人注:言うまでもなく、無断転載厳禁
最終更新日:2009年3月19日
注:強調(下線)・サイト内リンク等は、管理人の独断によるものです
Tさん:貴重な体験談と情報、どうもありがとうございました。
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