台湾や韓国などでSRSを扱っている外科医を紹介し、言葉が通じないのを良いことに（又は通じないと思わせて）、実際の手術費用に法外なマージン（儲け分）を上乗せして荒稼ぎしている人間が複数存在するいう情報があります。詐欺に関わっているのは主にFTM当事者で、日本人も外国人（中国人／台湾人、韓国人など）もおり、時には現地の医師まで加担している場合もあるようです。
残念ながら、当サイトから以前リンクをしていた「SRS希望の方の相談サイト」という名目の某サイト（『桃〇郎の性〇換しちゃい〇した！』）も、同様の詐欺が目的のものだったようです。現在そのサイトは消滅していますが、もし当サイト経由で被害が出てしまっていたらと思うと、申し訳ないという気持ちでいっぱいです。リンク先の内容に関しては責任を負えないとはお断りしているものの、先方からリンクの希望があった際とその後のチェックが甘かったことを悔やんでおります。
上記のサイトが詐欺に関わっていたことや詐欺の存在は随分前から噂にはなっていましたが、実際に被害に遭われた方からのご報告があって、ようやく事実と確認することができました。この特定の一味に限らず、他の詐欺師による被害に遭われた方々もいらっしゃるようです。詐欺未遂や被害、「これは怪しいな」という情報などがありましたら、なるべく具体的な注意を広く促して戴きたいものです（もし心当たりのある方は、この場でも警告を発したいと思いますので、もし宜しければご連絡戴けると嬉しいです）。
埼玉医大が2007年5月以降のGID関連手術を一斉に中止するという事態となったようですが、この件に不運にも巻き込まれてしまった方や、今後SRSを受けるご予定の方は、焦燥感や絶望感から決断を焦ってしまわないよう、どうかこれまで以上に慎重になってください！友人や知人にも、特にネットにアクセスが無いなどで情報が得にくい状況にある方々には、「詐欺も存在する」という注意を是非呼びかけて戴きたいと思います。
最終更新日：2007年4月11日
追記： 詐欺の話になると、『詐欺に遭うのは被害者の自業自得』と切り捨てる方もいるようですが、個人的にそれはちょっと冷酷だと思います。詐欺というのは、何らかの理由（この場合は日本におけるGID医療の不備から、先が見えないことによる焦りや絶望）によって判断能力が弱っている人に付け入って私腹を肥やすという極めて卑怯な行為であり、被害者が如何にナイーブであろうが、許されるものでは無いのでは。「自分さえ上手く世渡りすればそれで良い」みたいな非生産的な姿勢をきめないで、もうちょっと効率的に助け合いませんか？（と言いたい相手は、何となくこのサイトを見てないような気もするのだが･･･。）
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