よくある反応・リスク・合併症・その他
術後によくあるけど異常ではないもの
乳房切除手術に伴うリスク
FAQ
よくある疑問等に関する個人的見解
管理人は素人なので、以下のリストはあくまで参考です。術後、何かしら異常や不安を感じる場合は、迷わず医師に相談しましょう。Better safe than sorry(備えあれば憂い無し?微妙に違うか)、ってことで。
以下は、考えられる主なリスク、合併症、後遺症など。
よくある疑問や、その他胸OPに関する考察。あくまで素人の個人的な意見であり、専門家の判断の代用にはなりません。胸OPを受ける準備段階での考えの足しや、参考までに。
現在触れている項目(随時追加予定):
「ホルモン治療開始前と開始後ではどちらが良い?」
「胸OPに備えて、筋トレ(特に大胸筋)をしておいたほうが良い?」
「大胸筋まで削られるのは困る」
「乳首の感覚は保たれる?」
「手術前にはテストステロン治療を中止すべき?」
「切除しても、また胸が戻ってくることはある?」
「切除しても、乳がんになる可能性がある?」
「ホルモン治療開始前と開始後ではどちらが良い?」 |
よく議論になっているけど、どうやら(アメリカの)医師達の間では今のところ 「ホルモン治療の有無は手術のし易さ・出来栄えに反映しない」 ということで大体一致している模様。 それでも仮に違いが出るとすれば、受ける術式にもよるかも。 テストステロンは皮膚の弾力性を低下させるので、Keyholeのような術後の皮膚の自然収縮の程度によって結果が大きく左右するような手術の場合には、ホルモン治療開始前のほうが良い結果になるの筈である、と信じる人もいる。 テストステロンの長期使用は乳腺を更に筋張らせるため、切除が難しくなる、という話もあるけど、それを理由に「ホル注前のほうが手術がやりやすいな〜」という医師は聞いた事が無いので、それほど大した問題では無いのかも。 また、テストステロンは治癒力にも影響を及ぼすので、やはり治療開始前のほうが良いと信じる人もいるみみたい。 逆に、ホル注開始後の方が良いという理屈としては、テストステロンによる大胸筋肥大と脂肪の配置の変化によって、何らかの理由で手術がやりやすくなり、良い結果が出やすい、というのを聞いた事があるけど、これも何処かの素人の持論らしく、医師の口から出たものではないようである。 上記のような「テストステロンの影響」が真実だとしても、果たして手術の結果を左右するほど大きな差があるのかどうかは疑問だし、テストステロンの有無なんかよりも、個人の健康状態や生活習慣(喫煙など)、遺伝による治癒の良し悪し、医師の腕、そして最終的には運などのほうが重大な要素じゃないかという気はする。 それからもう一つ、「ホル注前に胸OPをすると身体に悪い」云々というのは、全く根拠が無いと思われる。乳房からホルモンが出てるわけでも無いし、またはホル注が手術自体から何らかの形で身体を守ってくれるわけでも無いので、「ホル注の有無と胸OP」と「身体的健康状態」の間に関係は無いはず。 因みに「乳癌だと手術してホルモン治療をするじゃないか」という理屈も、勘違い。乳癌などの『ホルモン療法』は「ホルモンを治療開始する治療」という意味ではなく、「ホルモンを抑える治療」(癌の進行がエストロゲンによって促進されるため)。 兎も角、医師によってそれぞれ持論があるかも知れないので、興味があれば事前に訊いておくと良いかと。 *UPDATE* ホルモン注射開始前に、岡大の医師による胸OPを受けた方から戴いた情報です: 「関係ない」という医師もいる一方、このように明確な好みを持つ医師もいるということなので、やはり個人個人でそれぞれ手術を依頼する予定の医師と直接話し合うことをオススメします。 (馬筏さん:情報提供&掲載承諾ありがとうございました。) |
「胸OPに備えて、筋トレ(特に大胸筋)をしておいたほうが良い?」 |
これも「関係無いよ」という医師が多いみたい。 差があるとしたら、手術直後の胸の見栄えじゃないかと。 メス出身で筋肉も全体的に少ないと、胸の脂肪や乳腺を取り除いてしまうとペラッペラ状態の人も多いので。 大胸筋がある程度あった方が、乳首の位置や切開のラインもそれに合わせやすいんじゃないのか?とも思いがちだけど、大胸筋はササヤカながらも必ずあるものだし、結局手術する医師にとってはあんまり関係ないみたい。 でも医師によっては「あったほうが楽」とか「無いほうが楽」とか好みがある人もいるかもね。なので気になったら手術をお願いする予定の医師に訊いてみるのが良いでしょう。 |
「大胸筋まで削られるのは困る」 |
恐らくその心配はまず必要無いでしょう・・・。 鶏肉のムネ肉などを見ると判るように、筋肉というものは粘土か何かのように簡単に一部をむしり取ることができるようなモノじゃなくて、筋膜で覆われた纏まりがある束のような構造をしている。 大胸筋も、 乳房の乳腺や脂肪と絡まりあってゴッチャになってるわけでは無いので、特にプロである外科医なら、わざわざ筋膜を破って筋肉まで削いじゃったりはしないと思う。 胸OP後の胸が凸凹だったり妙にペラペラだったりするのは、筋肉が削られたからではなく、皮下脂肪の取り方が均一じゃなかったことや、術後の癒着、又は単に大胸筋が薄いからペラペラに見えることが原因みたい。 |
「乳首の感覚は保たれる?」 |
乳首の感覚(特に性感)が自分にとっては凄く大切で、乳首の感覚を保ちたい!という人も時々いるみたいだけど、これはどうやら術式や運によって、まちまち。
基本的に、乳首を神経や血管から切り離さずに脂肪+乳腺を切除する術式だと、保たれる可能性が大。Bilateral Incisionのように、元の乳首から新しい乳首を形成して、新しい位置に移植する方法の場合は、触感はあっても性感が戻ることは期待しない方が無難。 個人的な経験から言えば、神経や血管を繋いだままの方法で受けたにも拘らず、左乳首の感覚はOP後2年近く経っても殆ど戻ってない(血腫があったことが関係してるのかも)。自分にとってはあんまり重要じゃないから、ガックシきてるわけじゃないんだけどね。 |
「手術前にはテストステロン治療を中止すべき?」 |
これについては、言うまでも無く主治医の指示に従って下さい。 ただ、あまり心配し過ぎて指示よりも長期間中止する必要は無いんじゃないかとは思う(中止することによる弊害もあるし)。 というのも、一般的に日本で受ける場合にはほぼ必ず一時中断の指示が出るようだけど、逆にアメリカだとテストステロンの使用は手術前後も通常通り継続するように、というのが普通なので。 従って、アメリカでは延べ何千人(何万人までいくか?)ものFTMがテストステロンを使用したまま手術を受けてきたわけだけど、その所為で合併症が起こったとか命に危険がとかいう話は聞いたことが無い。 この日米の違いの理由は、個人的に今のところ不明。 *UPDATE* 管理人の胸OPを執刀したDr. Fischerは、手術の1ケ月間前からホルモン使用の中止を指示するようになったらしい。何でも出血する人が多かったから(そういや自分もだ)、ホルモン使用を中止することによって何か変わるかどうか試してるとか。因みにセルビアの医師も手術3週間前から(内摘前は2週間前から)中止するよう指示するらしい。 |
「切除しても、また胸が戻ってくることはある?」 |
「術後にホル注止めたら胸が戻ってくる」とか何とか変な噂を時々耳にするけど、理論的に考えて、これは多分、心配ない。 乳腺は出来る限り切除してしまうので、ホルモンバランス云々でまた発達することは考え難い。 ただ、皮下脂肪はある程度残っているので、もし術後に太ったら胸もやっぱりそれ相応に膨らんでくるかも知れないけど、「女の乳房」にはもうならないはず。 |
「切除しても、乳がんになる可能性がある?」 |
乳がんになるのは乳腺の部分なので、そこを殆ど切除してしまうこの手術を受けると、以後乳がんになる確立は極めて低いらしい。虫垂炎になる前に虫垂を取っちゃうようなもの。 勿論、100%取れたという保障は無いので、結構ふくらみが残ってて、且つ家系的に心配な人は、定期的にチェックするに越したことは無いでしょう。でも一般的には心配することは無いみたいよ。 |
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